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不動産豆知識

不動産査定における4つの価格

まず不動産査定とは、売却を希望する物件にどの位の価値がありどの位で売却できそうかを見積り、おおよその売却金額を算出する事を指します。

算出された金額を基に不動産業者と打合せを行い市場に出す価格などを決めていくのですが、ここで出てくる価格について解説をしていきます。

売り希望価格

売り希望価格とは売主が不動産を売却する際に『この金額で売りたい』と思っている価格です。

基本的には売主の自由意志で決める事が可能で、ローンの残債や売却後の生活など売主の事情を反映した価格となります。

売出し希望価格は不動産業者が出した査定金額よりも高く設定する事が多くなります。

売出し価格

売り出し価格とは『実際に市場に出す価格』になります。

査定価格をもとに、売主と不動産会社が相談して決定する価格です。
売り希望価格をそのまま売り出し価格とするケースもありますが売り出し価格が高すぎる場合はなかなか売れないため、ある程度の期間が過ぎたら売出し価格を見直す必要もあります。

買い希望価格

買い希望価格とは『購入希望者が提示する価格』です。

売却不動産に対し購入希望者が現れると、不動産購入申込書・買付証明書と呼ばれる書面に買い希望価格を記入して購入の意思表示をします。

その際、買い希望価格として、売り出し価格の満額、または売り出し価格から値引後の価格が記入されます。
値引き後の買い希望価格が売主の許す範囲であれば売買契約の締結に向けて進みますが、買い希望価格を許容できない場合は購入希望者と相談しお互いが納得する金額をすり合わせていく事となります。

もし話し合いに折り合いがつかない場合は次の購入希望者が現れるのを待ちます。

成約価格

実際に売主、買主が合意し『不動産が契約に至った価格』になります。

成約価格は売却希望の不動産が契約された価格になりますが、売り出し価格よりも低くなる事が多くなります。

これは、売り出し価格が売り希望価格によって高めに設定されることが多く、購入希望者が買い希望価格による値引交渉を行ってくる可能性が高いからです。

最後に

不動産査定を依頼してから実際に売却に至るまでに出てくる『4つの価格』。

不動産業者と打合せをする際によく出てくる価格になるので混同せずに覚えておくと打合せもスムーズに進むと思います。

別記事では不動産査定の種類と方法について詳しく説明していきます。

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